一日でどのくらいの時間、あなたは座っていますか。
座っているときに上半身の土台になっているのは骨盤です。 土台である骨盤がゆがむと、上半身にも悪い影響が出るのです。
骨盤のゆがみ
転倒や事故による衝撃や出産など特別なことが無ければ、骨盤がゆがむということは無いと思っている方も多いようです。 ところが長い時間悪い姿勢で座ったまま過ごすだけでも、骨盤がゆがみやすくなります。 骨盤のゆがみというのは、日常生活で何気なく取っている姿勢や動作でも起こりうるのです。
例えば脚を組む癖のある人は、すでにゆがんでいる為に体がバランスを取ろうとして脚を組んでしまうのです。 椅子に浅く腰掛けて背中を丸くして座る人は、骨盤が後ろに倒れて一般的に「骨盤が開いた」と呼ばれる状態になります。 さらにこの状態は腹筋が緩んでしまい女性誌でよく「ぽっこりお腹」と呼ばれる状態になることもあります。 いずれにしても、悪い姿勢は骨盤のゆがみを悪化させて、 次第に体全体に悪い影響を与えて肩こり・腰痛の原因になることもあります。
骨盤は、腸骨・恥骨・坐骨が一つになった左右の寛骨と、仙骨・尾骨によって出来ています。
腸骨・恥骨・坐骨はひとつの骨となっていますが、寛骨と仙骨は関節によって繋がっています。(図の1と2)
左右の寛骨は恥骨の部分で繋がっています。(図の3)
骨盤と股関節はアーチ状の構造になっていますので、体重は両脚に分散し、 地面や椅子からの反力を左右で相殺することでバランスを保ちます。 脚を組んだりして左右のバランスが崩れると、 地面や椅子からの半力を相殺出来なくなり、それが体の負担となってしまいます。
骨盤が後ろに倒れた「骨盤が開いた」状態になると、骨盤の関節が上手く動かせなくなります。 その結果、筋肉が衰えて血行も悪くなり太りやすくなることもあります。 また、腰をいつも丸めた姿勢ですので腹筋が緩んだままになりやすいので、 「ぽっこりお腹」と呼ばれる状態になることもあります。 当然、無理な姿勢ですので腰に負担がかかり痛みや不快感があってもおかしくありません。
骨盤の左右のバランスが取れずに骨盤が傾いた状態でいると、 体は補正しようと背骨をゆがませて上半身を反対側に倒したりします。 それによって左右の肩の高さが変わったり、肩こりや首や頭の不快感を引き起こすこともあります。
骨盤矯正
ゆがみの方向を調べずに矯正を行うと、骨盤の関節が可動性亢進の状態になることがあります。 可動性亢進の状態は関節が緩くなりすぎている状態ですので、安定しなくなります。 骨盤体操をやりすぎている人にも、可動性亢進の状態が見られる場合があります。
骨盤は可動性が無くなっていても可動性がありすぎても、なんらかの不快な状態が起こるものです。
骨盤矯正は骨盤のそれぞれの骨の動きをカイロプラクティック検査法を使い調べ、 関節の可動性が減少したものには正しい方向に動きをつけるように、 カイロプラクティックによる適切な矯正をすることが重要です。
以上は一例です。全てがこのような理由になるものではありません。